サッカー1級審判員を目指して

競技規則の解釈や、Jリーグであった判定について、自分の審判記録などいろいろと書いていこうと思います。疑問・訂正等あればコメントよろしくお願いします。
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ドロップボールで気になったこと

10月17日の神戸戦で劇的逆転勝ちを収め、興奮しすぎたせいか体調を崩し、風邪をひいてしまいました。初めは喉だけだったのが、いつの間にか鼻の調子まで悪くなり、ツイッターで言われていた先週の等々力の銀杏臭さも7時から5時間並んでいたにも関わらず全く気付かない始末・・・

そして今ピークを迎えているのではないかというところですがようやく更新する余裕が出てきたので久しぶりに書いています。



一週間も前のことなんですが、ACLガンバ対広州戦のお話。

この試合はBSで中継していたので日テレG+などは契約していませんが見ることが出来ました。
その試合の中で解説の城さんから気になる発言が。



録画もしていなかったので状況などを詳しく覚えていないのですが、確か倒れている選手がいて主審が試合を止め、ドロップボールで再開の場面。

あまり見ませんが、この時は両チームの選手がボールのところにいました。つまりボールがグラウンドに触れたときに両チームが奪い合うような状況だったわけです。

しかし、この時広州の選手がボールを見ていなかったのか、ガンバがボールを奪いそのまま攻めていきました。サポーターからはブーイングもありました。(記憶がはっきりしない部分があります。間違っていたら申し訳ありません)


さて、この場面。確かに普通は相手にボールを返すことが多いですね。ですが、ルール上は全く問題のないプレーです。
両チームの選手がいたことから、停止前はルーズボールだったのかと思いますし、見ていてルール的な違和感は感じなかったと思います。

ですがこのプレーを見た城さん、「相手に返すのがルールですからねえ~」

え?・・・



もしかしたら違うプレーについての話だったのかもしれませんがタイミング的にはこのように聞こえました。
もしそう思っているのだとしたら、ちょっとまずいのではないでしょうか?


競技規則のどこにもそのようなことは書いてありません。
あくまで選手の判断で行っていることであり、審判が指示できることでもありません。ルール上は相手が持っていたとしても自分たちがボールを奪って攻めてもいいわけです(プロがやったら大ブーイングでしょうが)


それを元プロの選手が間違えているということは、そういう認識の選手もいるということでしょうか。
だとしたら、もちろん良い行動ではあるのですが、やはり多くの人が聞いているということを考えると残念な発言だったかと思います。
競技規則に書いてあるという意味でなかったとしても表現がよくなかったです。

いつも思うのですが、解説に選手だけでなく、審判経験者の方を呼ぶことはできないのでしょうか。
サッカーは今注目のラグビーに比べたら浸透しているとはいえ、やはりルールをしっかりと覚えているという人はなかなかいません。もちろん私もよく、あれ、これどうするんだっけ?となります。


せめて試合後に判定理由(反スポや異議などでなく、詳しい状況)を説明してくれることがあればいいのにと思います。


ちなみにカードが出た理由はこちらで確認できます。



というわけで、一週間も経ってしまいましたがやっと書きたいことが書けました。


最後に、競技規則からドロップボールの部分を抜粋しておきます。

●ドロップボールの定義

ドロップボールは、ボールが依然インプレー中で、主審が競技規則のどこにも規定されていない理由によって、一時的にプレーを停止したときに、プレーを再開する方法である。


●進め方

主審は、プレーを停止したときにボールがあった場所でボールをドロップする。ただし、ゴールエリア内でプレーが停止された場合、ドロップボールは、プレーを停止したときにボールがあった地点に最も近いゴールラインに平行なゴールエリアのライン上で行う。

ボールがグラウンドに触れたときにプレーが再開される。


●違反と罰則

次の場合、ボールを再びドロップする。
・ボールがグラウンドに触れる前に競技者がボールに触れる。
・ボールがグラウンドに触れたのち、競技者が触れることなくフィールドの外に出る。ボールがゴールに入った場合、
・ドロップしたボールがけられて直接相手競技者のゴールに入った場合、ゴールキックが与えられる。
・ドロップしたボールがけられて直接そのチームのゴールに入った場合、相手チームにコーナーキックが与えられる。


●ドロップボール

(ゴールキーパーを含む)すべての競技者がドロップボールに参加することができる。
ドロップボールに参加が必要な最小、最大競技者数は定められていない。主審は、誰がドロップボールに参加してよいのかどうかの決定を行うことはできない。



2700まで来てしまいましたが、2000記念も今週中にと考えています。






競技規則に書いていないこんな時どうするの?に答えてくれる本です。



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[ 2015/10/28 01:31 ] 競技規則第8条 | TB(-) | CM(0)

第8条の基本

今日は「第8条 プレーの開始および再開」です。


競技規則です。

●キックオフの定義

キックオフは、プレーを開始または再開する方法のひとつである。
・試合開始時
・得点ののち
・試合の後半の開始時
・延長戦が行われるとき、その前、後半の開始時

キックオフから直接得点することができる。


ポイントは、直接得点できるということ。ときどき聞かれることがあるので間違えないようにしましょう。


●進め方

試合および延長戦開始時のキックオフ前
・コインをトスし、勝ったチームが試合の前半に攻めるゴールを決める。
・他方のチームが試合開始のキックオフを行う。
・トスに勝ったチームは、試合の後半開始のキックオフを行う。
・試合の後半には、両チームはエンドを替え、反対のゴールを攻める。

キックオフ
・一方のチームが得点したのち、他方のチームがキックオフを行う。
・すべての競技者は、フィールドの自分たちのハーフ内にいなければならない。
・キックオフをするチームの相手競技者は、ボールがインプレーになるまで9.15m(10ヤード)以上ボールから離れる。
・ボールは、センターマーク上に静止していなければならない。
・主審が合図する。
・ボールは、けられて前方に移動したときインプレーとなる。
・キッカーは、他の競技者がボールに触れるまで、ボールに再び触れてはならない。


コイントスは、延長開始時にも行います。
ちなみに、コイントスは本部のほうを向いて行います。キャプテンが審判団の後ろで待っていたら、前に来てもらうようにしましょう。

また、キックオフのときに注意することとして、競技者が自分のハーフ内にいるか(インプレーになる前に飛び出さないか)、ボールは前方に移動しているかの二点が特に重要になります。


●違反と罰則
他の競技者がボールに触れる前にキッカーがボールに再び触れた場合、
・違反が起きたときにボールがあった位置から行われる間接フリーキックが相手チームに与えられる(第13条―フリーキックの位置を参照)。

キックオフの進め方に関して、その他の違反があった場合、
・キックオフを再び行う。


●ドロップボールの定義
ドロップボールは、ボールが依然インプレー中で、主審が競技規則のどこにも規定されていない理由によって、一時的にプレーを停止したときに、プレーを再開する方法である。


あってはならないことですが、主審が間違えて笛を吹いてしまったときなどがこれにあたります。あるいは、学校のグラウンドなどだと、飛び出ている木にボールが引っ掛かる場合などもあるでしょうか。


●進め方
主審は、プレーを停止したときにボールがあった場所でボールをドロップする。ただし、ゴールエリア内でプレーが停止された場合、ドロップボールは、プレーを停止したときにボールがあった地点に最も近いゴールラインに平行なゴールエリアのライン上で行う。

ボールがグラウンドに触れたときにプレーが再開される。


●違反と罰則

次の場合、ボールを再びドロップする。
・ボールがグラウンドに触れる前に競技者がボールに触れる。
・ボールがグラウンドに触れたのち、競技者が触れることなくフィールドの外に出る。

ボールがゴールに入った場合、
・ドロップしたボールがけられて直接相手競技者のゴールに入った場合、ゴールキックが与えられる。
・ドロップしたボールがけられて直接そのチームのゴールに入った場合、相手チームにコーナーキックが与えられる。


こちらは知らない方もいるかと思いますが、直接得点は認められません。適用ミスがないように注意しましょう。


続いてガイドライン。

●ドロップボール
(ゴールキーパーを含む)すべての競技者がドロップボールに参加することができる。
ドロップボールに参加が必要な最小、最大競技者数は定められていない。主審は、誰がドロップボールに参加してよいのかどうかの決定を行うことはできない。


ドロップボールは片方のチームの選手が参加して相手に返すなどの再開になる場合が多いですが、主審は誰が参加するか決定を行うことができないので、もう一方の選手が参加してきても離れるように指示はできません。
ですが、特に小学生などの場合はよく分からずに参加してくることもあると思います。こういう場合は分かるように説明してあげるのはいいコントロールになります。
私も選手としてドロップボールに参加した時に返さなくていいボールを相手に返したことがあります(笑)
意外と分からなくなるものです・・・



というわけで、第8条はこれで終わりです。


明日は昨日のJリーグで起こったことについて書こうかなと思っています。



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[ 2015/08/23 22:00 ] 競技規則第8条 | TB(-) | CM(0)
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mariref

Author:mariref
横浜F・マリノスを応援しつつサッカー1級審判員を目指して活動中の3級審判員です。

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