サッカー1級審判員を目指して

競技規則の解釈や、Jリーグであった判定について、自分の審判記録などいろいろと書いていこうと思います。疑問・訂正等あればコメントよろしくお願いします。
サッカー1級審判員を目指して TOP  >  2015年09月01日
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第14条の基本

今日は、「第14条 ペナルティーキック」です。



第14条のペナルティーキックは試合中に行われるもので、勝者を決定するために行われるペナルティーマークからのキック(PK戦)とはいくつかの点で異なります。



引用です。


直接フリーキックを与える10項目の反則のひとつを、自分のペナルティーエリアの中でボールがインプレー中に犯したとき、相手チームにペナルティーキックが与えられる。

ペナルティーキックから直接得点することができる。

前、後半の終了時および延長戦の前、後半の終了時に行うペナルティーキックのために、時間は延長される。


●ボールと競技者の位置

ボールは、
・ペナルティーマーク上に置かなければならない。

ペナルティーキックを行う競技者は、
・特定されなければならない。

守備側のゴールキーパーは、
・ボールがけられるまで、キッカーに面して、両ゴールポストの間のゴールライン上にいなければならない。

キッカー以外の競技者は、次のように位置しなければならない。
・フィールドの中
・ペナルティーエリアの外
・ペナルティーマークの後方
・ペナルティーマークから少なくとも9.15m(10ヤード)以上離れる


競技者の位置以外はどちらのPKにもあてはまります。
過去にJリーグでも問題になったことがあります(2010年J1第1節の広島のPK)が、キッカーが特定されなければいけないというのを忘れないようにしましょう。

また、ゴールキーパーはゴールライン上にいなければいけません。

そして私も3級の勉強を始めるまで知りませんでしたが、キッカー以外の競技者は「ペナルティーマークの後方」にいなければいけません。


●進め方

・主審は、競技者が競技規則どおりの位置についたことを確認した上で、ペナルティーキックを行うための合図をする。
・ペナルティーキックを行う競技者は、ボールを前方にけらなければならない。
・他の競技者がボールに触れるまで、キッカーは再びボールをプレーしてはならない。
・ボールは、けられて前方に移動したときインプレーとなる。

ペナルティーキックを通常の時間内に行う、あるいは前、後半の時間を延長して行うまたは再び行うとき、ボールが両ゴールポスト間とクロスバーの下を通過する前に、次のことがあっても得点は認められる。
・ボールがゴールポスト、クロスバー、ゴールキーパーのいずれかまたはそれらに触れる。

主審は、ペナルティーキックがいつ完了したか決定する。


キッカーはボールを前方に蹴らなければいけません。もし横や後方に蹴った場合、インプレーになる前にペナルティーキックを行う競技者が競技規則に違反したことになり、ペナルティーマークから守備側チームの間接FKで再開となります。


●違反と罰則

主審がペナルティーキックを行う合図をして、ボールがインプレーになる前に、次の状況のひとつが起きた場合、

ペナルティーキックを行う競技者が競技規則に違反する。
・主審は、そのままキックを行わせる。
・ボールがゴールに入った場合、キックが再び行われる。
・ボールがゴールに入らなかった場合、主審はプレーを停止し、試合は、違反の起きた場所から行われる守備側チームの間接フリーキックで再開される。

ゴールキーパーが競技規則に違反する。
・主審は、そのままキックを行わせる。
・ボールがゴールに入った場合、得点が認められる。
・ボールがゴールに入らなかった場合、キックが再び行われる。

キックを行う競技者の味方競技者が競技規則に違反する。
・主審は、そのままキックを行わせる。
・ボールがゴールに入った場合、キックが再び行われる。
・ボールがゴールに入らなかった場合、主審はプレーを停止し、試合は、違反の起きた場所から行われる守備側チームの間接フリーキックで再開される。

ゴールキーパーの味方競技者が競技規則に違反する。
・主審は、そのままキックを行わせる。
・ボールがゴールに入った場合、得点が認められる。
・ボールがゴールに入らなかった場合、キックが再び行われる。

守備側、攻撃側両チームの競技者が競技規則に違反する。
・キックが、再び行われる。


(後略)

ガイドラインには表になって載っています。

違反があった場合の流れとしては

1.キックを行わせる
2.違反が起こる
3.得点or間接FKorやり直しのどれか

となります。違反されたチームが不利にならないようになっています。



ガイドラインにも同じようなことが書いてあるので一部だけ載せます。


●進め方

相手競技者を混乱させるために、ペナルティーキックの助走中にフェイントすることはサッカーの一部であり、認められる。しかしながら、競技者が一旦助走を完了した後にボールをけるフェイントについては、第14条に違反するとみなされ、それを行った競技者は反スポーツ的行為により警告されなければならない。


基本的には軸足がボールの横に来たらフェイントをしてはいけないということですね。
走り方などは特に決まりはありません。


ちなみに、副審は試合中のPKのときはペナルティーエリアとゴールラインの交点、PK戦のときはゴールエリアとゴールラインの交点に立ちます。



競技規則については以上です。

最後に、ブラジルW杯前に西村雄一さんからPK時の注意点について話を聞く機会があったので二点紹介します。

一点目。
PKの笛を吹くと守備側の選手から詰め寄られることがあります。この時、全方向から囲まれると対応できなくなってしまいますよね。
その対策方法ですが、ゴールライン際でラインに背を向けて立つといいそうです。なぜかというと、そこに立てば後ろに回った選手にはイエローカードを提示することができるので回り込まれることが無くなります。
そして、一度に何人もの選手を相手にするのではなく、一対一で話をするといいそうです。

西村さんはW杯でまさにそれをやったわけです。
ブラジルのPKを取った後逃げていると言っている人もいたようですが、私はこの話を聞いていたので、むしろ西村さんの冷静さに驚きました。
もしあの時西村さんが逃げていたと思っている方がいれば、そうではなかったということを知ってもらえたらと思います(逃げたわけではないというのはあくまで私の想像ではありますが・・・)。

二点目。
PK時に監視すべき点は、ボールがゴールに入ったか、侵入の違反はないか、キーパーが飛び出していないか、キッカーに違反はないかなどとても多いです。これを二人で見なければいけない上に、試合中のPKはプレーが続く可能性もあります。

それを踏まえて競技規則81ページの絵を見てみてください。

もちろん基本はこの絵の通りなのですが、ここにいると背後に選手がいた場合は見えません。さらに、近すぎてプレーに巻き込まれる可能性もあります。
これらのことを考えて、もう少し離れたところから全体を視野にいれられるようなポジショニングをするといい。ということでした。


西村さんのアドバイスに多少自分なりの解釈を加えて、私が意識している二点を紹介しました。世界でもトップレベルの審判からのアドバイスなので是非参考にしてみてください。



というわけで今日はこの辺でおしまいです。





今日で最後です。


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あと、こちらの記事も読んでもらえるとありがたいです。



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[ 2015/09/01 00:19 ] 競技規則第14条 | TB(-) | CM(0)
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Author:mariref
横浜F・マリノスを応援しつつサッカー1級審判員を目指して活動中の3級審判員です。

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